里山とは

SATOYAMA

かつて人々の暮らしの中で営まれてきた農林業によって、多様な動植物の宝庫として、
また、美しい風景として引き継がれてきた場所が東京にもたくさんありました。
私たちはそれらの場所を、愛着を持って「里山」と呼んでいます。
里山には、人の手入れによって守られる昔ながらの美しい風景と、
多様な生きものが共生できる環境が広がっています。
里山を地形の違いごとに見てみると、山地・丘陵地・台地の3つに分けることができます。

山地

空に向かって高くそびえ立つ、手入れの行き届いた杉の林

多摩の山地は、雨水を吸収して水源を保ち、川の流量を調節することができる「水源林」として機能しているほか、林業にとっても重要なフィールドです。タカなどの猛禽類やカモシカなどの大型哺乳類、それらを支える多様な生きものが生息・生育できる森林を目指して保全活動を行っています。

丘陵地

山あいに広がる、水が張られたばかりの美しい棚田の風景

小さな山や丘がゆるやかに続く地形で、湧水などでできた谷を「谷戸(やと)」と言います。谷戸の地形を活かした田んぼや畑、それらを取り囲む雑木林などは、まさに人と自然が共生する里山の風景です。

どんな活動をするの?

かつて里山で行われてきた手入れ手法を参考にしながら、地域在来の生きもので形づくられた景観を守り、田んぼなどの自然の恵みを享受できるような活動を行っています。

どこにあるの?

台地

木漏れ日が差し込む川沿いの散策路と、穏やかに流れる水辺

多摩の台地には、雑木林や用水沿いの樹林地が残されています。これらは地域の貴重な自然環境であるとともに、かつての人々の暮らしが農業と密接にかかわっていたことを知ることのできる場でもあります。

どんな活動をするの?

貴重な生きものの生息・生育環境を守るため、地域在来の生きものに配慮した雑木林や湿地の手入れを行っています。

どこにあるの?